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お知らせ&コラム

帯状疱疹予防のワクチン接種を行っています。 (2018.03.08)

「帯状疱疹」という病気をご存知でしょうか。中高年の方が「ヘルペスが出た」と言われるのを聞いたことがあるかも知れませんが、多くの場合はこの帯状疱疹Herpes zosterを指します。(その他に単純性疱疹Herpes simplexという疾患もありますが、原因ウィルスが違い別物です。)
症状としては水膨れを伴う赤い発疹が顔面や躯幹の左右に帯状に出現します。さらに「チクチク、ビリビリ、ズキズキ」などの強い痛み(神経痛)を伴うことがあり、発疹が治っても、この痛みが長い間続くこともあります。これは幼児期に罹った水痘(水疱瘡)が治った後に、その原因ウィルスである水痘・帯状疱疹ウィルスが神経節に数十年も潜伏し、体の免疫力が低下しやすくなる中高年になると再活性化し発症します。(免疫力は、加齢やストレス、過労、重度な感染症などで低下します。)
帯状疱疹は、80歳になるまでに約3人に1人がかかるといわれており決して珍しい病気ではありません。では、なぜ帯状疱疹が問題になるのでしょう。先ほども述べましたが、発疹が消失した後も長い間痛みが継続することがあり、3か月以上持続するものを「帯状疱疹後神経痛」といいます。こうした状態になると厄介で、ひどい方は日常生活に支障が出る場合もあり、治療に難渋することもあります。
また、帯状疱疹に罹った後で脳卒中(脳出血、脳梗塞)になるリスクが高まるという海外での報告もあり、帯状疱疹にかかるリスクを減らすことが重要だといえます。
現在では、子供の水痘(水疱瘡)予防に使用されていた水痘ワクチンが帯状疱疹の予防に使用できるようになり、当院でも予防接種を開始しております。費用は保険適用外のため全額自己負担となりますが(当院では8000円)、興味のある方はぜひご相談ください。